F.P.ブルックス『人月の神話』を読んだ
同じ会社の先輩にオススメされてた『人月の神話』をやっと読み終わったののでまとめます.
- 作者: Jr FrederickP.Brooks,Jr.,Frederick P. Brooks,滝沢徹,牧野祐子,富澤昇
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私が普段から感じている組織的なシステム開発について,ズバリ言い当てており,楽しく読めた.
この本のタイトルにもなっている,「第2章 人月の神話」に書かれている,人月は,間違った危険な神話である.というのも,人月とは「人」と「月」が相互に交換可能だということを意味しているからだ.っという部分には誰もが納得するのでないかと思う.
この本には,チーム作りやプロジェクトの進め方,システムデザイン,スケジュールのたて方など,様々な有益な情報が詰め込まれているが,私が特に気に入ったのは「第3章 外科手術チーム」と「第14章 破局を生み出すこと」である.
「第3章 外科手術チーム」では,少数精鋭チームの良さとその欠点を踏まえた上で,そのチーム作りと運用方法を語っている.この章の内容は,とても納得するとともに非常に参考になった.
「第14章 破局を生み出すこと」は,プロジェクトが遅れる原因とその解決策を語っている.この章の内容は非常に濃いが,とりあえず明日から,マイルストーンをしっかりと書こうと思いました。
この本は先輩エンジニアからオススメされたが,その意味が理解できた. この本が必要なのはプログラマだけじゃなく,多くの職業分野にわたるはずだ.